2010年 12月 27日(月曜日) 02:16

また何か始まるのだろうか? その2

作者:  編集責任者
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翌日の土曜日、結局何も出来なかった私は、どうしたものか?とずっと考えていた。そして、その日の夕方、自宅に帰る車の中で家内にそのこと話した。

「うーん。彼の件は僕だけではちょっと役不足だなぁ、誰か適任者見つけないとね。例えばMさんとか?」

「あ、電話してみようか?」

そう言うと彼女は早速Mさんに電話し始めた。Mさんというのは、このWebの中でも「現代の寓話としての物語」の中に出てくるMさんだ。彼女なら何か分かるかもしれない。

「あ、Mさんですか?どうもご無沙汰してます。」

「あら由美さん久しぶり、いやぁちょうど良かったわ。私も連絡しようと思っていたのよ。そろそろ、そちらにも顔出そうと思ってて、明日行こうかと思ってたんで・・・。」

「あ、ちょうど良かった。実は私の友人に神様が乗り移って・・・。」

「あ、あら、それ以上言わなくていいわよ。あらあ、その人大変そうね。なんか、来てるわよその神様。」

「えっ、どこにですか?」

「あなたが、話した途端私のところに来てるのよ。ああ、これはちょっと面倒ね。わかったわ、明日やっぱり伺うわ。」

すでにお見通しのようである。そんなわけで、翌日Mさんがやってきた。

「あ、どうもお久しぶりです。」

「どうも、ちょっと今回は面倒な神様拾ったみたいね。」

「そうなんですよね、なかなか言う事を聞いてくれない。」

「なんかね・・ちょっと待って、ああ、この神様、有史前とか、とにかく、今の神様じゃないわね、なんというか相当原始的な神様なんだけど、力は強いわね。」

「そうなんですね。」

「その上、日本の神様でもなくて、うーんアジア系でも無いわね・・何処かしら・・アラブとかなんかそっち方面みたいよ。」

当然まだなにもMさんには説明していない。

「どうしますかね?」

「そうねぇ。しばらくしたら落ち着くんで、それまでは話にはならないでしょ?」

「ええ、そんな感じです。でもまあ、彼の体力も心配ですからね。あの状態が長く続くと自律神経イカレますから。」

「そうよねぇ。でもねぇ、今はどっちにしても無理よ。そのうち向こうから来るので、それまで待ってた方がいいわよ。」

「わかりました。そうしましょう。しかし、まあ難儀だなぁ。神様がついてくれるというのはありがたい事ではあるけど、神様にもよりますね。」

「そうよ。私なんか、神さまの手伝いばっかりやらされて大変なんだから、でも、この前は玄武ちゃんと会えたのよ。すっごく優しい龜で、出雲から来たお坊さんに渡して連れて帰ってもらったけど、写真見る?」

そいうとMさんは携帯に写っている玄武の写真を見せてくれた。(それが実際は何であるかはまあ、突っ込まないでください。たしかに玄武に見えるのは事実です)

「それにしても浅川さんの後ろの皆さんの正体が分からないのよね。人じゃないのは分かるんだけど、なんというか、『千と千尋の神かくし』って映画あるじゃない。あの中の神さまみたいなのが、たっくさん付いてるわよ。あなた、変わってるわねぇ」

とまあ、このような会話で、その日は終わった。

最終更新日: 2010年 12月 27日(月曜日) 22:24

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