2010年 11月 22日(月曜日) 00:13

「オタク」という概念の変化とセクト化の進行

作者:  編集責任者
このアイテムを評価
(0 投票)

もう、「オタク」という言葉自体の意味は変容していて、元々のイメージからは遊離していると思ったほうがいい。昔はメジャー系の文化に対してアングラ(ア ンダーグラウンド)というカテゴリが存在したけど、今となってはこの「メジャー」や「マイナー」というカテゴライズ自体が崩壊しつつある。

アングラにしてもマイナーにしても、そこには情報の入手の難しさが起因している場合があったが、インターネットの登場で、情報の均一化が起こり、分類が難しくなった訳だ。

私自身が遊んできた分野は、元々異端視されがちな分野だったが、今となってはその「遊び」を教える立場になってしまった。

しかし、その「遊び」を教えられている側にとっては、それは遊びになりにくい。異端だったからこそアイデンティティーのベースにもなり、面白さも増すのだが、「普通」の事なら、そうはいかない。

情報のオンデマンド化によって、彼らはセクト化した共通言語を個々のアイデンティティーとして捉える事となる。つまりは、「どの情報を選択するのか?」がその人物自体のアイデンティティとなり、それはどんどん細分化されていく。

もっと、簡単に書けば、「私はコスプレが好きでそのなかでもゴスロリ派」でありさらに細かくカテゴライズは進んでいき、その中の共通言語以外が通じなくなってくる。

つまり、セクトの違う人間とは会話さえも成立しないという状況が生まれる。よって、セクト化した人物は、それ以外のセクトの前では、コミュニケーションがうまくいかない。だから、セクトの事を人前では基本的に隠す事となる。

本質的な自立を考えればセクトからの離脱を目指すべきであるが、誰も彼もがその必要性を感じているわけでもないだろう。

最終更新日: 2010年 11月 22日(月曜日) 00:22

関連ビデオ

画像ギャラリー

このカテゴリの他アイテム: « 会議の進め方 私の業? »